AI検索エンジンのPerplexityがGoogle(Alphabet傘下)に買収を提案しているという。提示金額は345億ドル(8月13日時点の日本円換算で約5兆1000億円)。

米国で独占禁止法訴訟

Googleは、米国での独占禁止法訴訟においてChromeの切り離しを求められている。判事は8月中にも措置についての判断を下すと見られている。

Googleを傘下に持つAlphabetのCEOを務めるSundar Pichai(スンダー・ピチャイ)氏はChrome売却は自社の事業に悪影響となり、新技術への投資を阻害すること、潜在的なセキュリティリスクを生むなどとして反対を示しているとのこと。

Chromeのユーザーは約35億人で、シェアは60%超。推定評価額は180億ドル程度という。提示金額の345億ドルは、その2倍近くとなる。

Perplexityはピチャイ氏に宛てた書簡で、買収提案は「Chromeを有能で独立した運営者に委ねることで、公共の利益にかなう形で独占禁止法上の是正措置を満たすよう設計されている」と記しているという。

提案では、Chromeや他のブラウザを支えるオープンソースの「Chrominum」の維持・サポートを継続するとも伝えている。Chromeのデフォルト検索エンジンは「Google」のままだが、ユーザーは設定を変更できるとも述べているという。

同紙の問い合わせに対し、Googleの広報はコメントを控えている。Chromeに対しては、OpenAIなども関心を寄せていることが報じられており、Perplexityは7月に「Comet」という名称のブラウザを発表している。Wall Street Journalが8月12日付で報じている。