Windows Centralは8月11日(現地時間)、「Microsoft Moves GitHub Into CoreAI, CEO to Step Down」において、GitHubのCEOであるThomas Dohmke氏が辞任したと報じた。
MicrosoftはGitHubプラットフォームを同社のCoreAI部門に統合する方針で、GitHubの独立性の維持について懸念の声が上がっている。
MicrosoftのCoreAI部門がGitHubを統括
Thomas Dohmke氏は、2021年11月にGitHubのCEOに就任し、4年近くにわたって同社を率いてきた。それ以前にも、戦略プログラムVice PresidentやChief Product Officerを歴任し、GitHubでのキャリアは約7年に及ぶ。MicrosoftによるGitHubの買収にも深く関わっており、2018年10月の買収完了以来、Dohmke氏はGitHubプラットフォームの運営で中心的な役割を担ってきた。
Microsoftは、Dohmke氏の後任となるCEOを指名しない方針を明らかにした。今後、GitHubのリーダーシップはMicrosoftのCoreAI部門が取ることになる。CoreAI部門は、2025年1月に発足したばかりの、AIプラットフォームと開発ツールを統括する新しい組織である。同部門はExecutive Vice PresidentのJay Parikh氏が率いており、GitHub CopilotやAzure AI Foundryなどを含むAIエコシステム全体をけん引する役割を持っている。
GitHubはMicrosoftのAI戦略の中核へ
GitHubのCoreAI部門への統合は、GitHub Copilotの強化をはじめとして、開発者ツール全体にAIを深く浸透させるというMicrosoftの構想を加速させる意味を持っている。MicrosoftはGitHubをAI開発のロードマップに組み込み、その中核として直接的に運営をコントロールする。
2018年の買収以来、GitHubは独立性を保ってきたが、今回の組織改革によってその体制に終止符を打つことになるだろう。この決断が開発者コミュニティにどのような影響を与えるのかはまだ不明だが、GitHubのChief Product Officerを務めるMario Rodriguez氏は「GitHubの将来と本質は変わりません」とコメントしている。
なお、Dohmke氏はCEO退任後も2025年末までGitHubにとどまり、体制の移行を支援する予定。同氏はGitHubのブログで、「GitHubを離れ、再び創業者となることを決意した。詳細は近日中に発表する。深い誇りを持って退社する」とコメントしており、新たな企業を起こすことを示唆している。
