Malwarebytesは7月24日(米国時間)、「iPhone vs. Android: iPhone users more reckless, less protected online|Malwarebytes」において、スマートフォンの安全性はiPhoneではなくAndroidに軍配が上がると伝えた。
この事実は、今年初めに米国、英国、オーストリア、ドイツ、スイスの1,300人を対象に実施した「モバイル詐欺に関する調査レポート」を再分析したことで明らかになった。
元のアンケートデータはiPhoneユーザーに年齢層の偏りがみられたが、今回はほぼ同一の年齢層になるようデータセットを調整して再評価したという。
システムの安全性への期待値が重要なポイント
Malwarebytesによると、この評価の重要なポイントは、ユーザーがオペレーティングシステムに信頼を寄せているか否かだという。この点について調査したアンケートは次のとおり。
| 問い | Apple iOS | Google Android |
|---|---|---|
| 最安値を提示した不明なサイトから商品を購入したことがある | 47% | 40% |
| 割引または割引コードを入手するために、SNSから企業や販売者にDMを送信したことがある | 41% | 33% |
| スマートフォンにセキュリティソリューションを導入している | 21% | 29% |
| オンラインアカウントに一意のパスワードを設定している | 35% | 41% |
| 詐欺被害にあったことがある | 53% | 48% |
この統計からAppleユーザーは危険な行動を取りやすく、セキュリティに配慮していない実態が浮き彫りになっている。Malwarebytesはこれを裏付けるため、「スマートフォンのセキュリティ対策が自分を守ってくれると信じていますか?」と直接的な質問をしている。その結果はiOS(55%)、Android(50%)で、iOSユーザーはAndroidユーザーよりもシステムを信頼し、対策に関心がない傾向が明らかになった。
オンラインは誰にとっても安全ではない
オンラインでは企業も詐欺師も個人情報の収集に余念がない。これら二者の目的はまったく異なるが、ユーザーの個人情報保護という観点で見ると、リスクのある行為に変わりはない。
Malwarebytesによると、この企業による個人情報収集についても意識の差がみられるという。クーポン、割引、無料トライアルなどを入手するために電話番号を登録したことがあるかとの問いでは、iOSユーザーの63%が登録したと回答したのに対し、Androidユーザーは55%が登録したとされる。
五十歩百歩と言われると否定できないが、その他の質問でも同様の結果となっており、全体的にiOSユーザーはセキュリティ意識が低い傾向にあると言える。
Appleの安全神話は過去のもの
過去、Apple製品には根拠のない「安全神話」がささやかれていた。これは20年ほど昔に放送されたコマーシャルが要因とされ、現在も攻撃に耐性があると評価する向きもある。しかしながら、近年では多くのマルウェアが登場し、被害も多発している。
脅威アクターは攻撃が難しいからと言って諦めない。すべてのオンラインユーザーは、使用しているデバイスに関係なく、常に最新のセキュリティ対策を取り入れ、攻撃を回避し続ける必要がある。Malwarebytesはセキュリティに詳しくないユーザーに、友人や家族の協力を得ながら必要な対策を実施するように推奨している。
