米Oktaと米パロアルトネットワークスは7月16日、統合セキュリティアーキテクチャの実現に向けた新たな製品統合により、パートナーシップを拡大したことを発表した。
両社の製品を統合することで、不正アクセスの防止と危険なセキュリティの盲点の解消を通じて、侵害リスクを軽減する。
Okta Workforce IdentityとPrisma Access Browserの統合
Okta Workforce IdentityとPalo Alto Networks Prisma Access Browserを統合することで、セキュアブラウザのみを使用したSSO(シングルサインオン)アプリへのアクセス制限を実現する。
従業員は、管理対象か非管理対象かにかかわらずあらゆるデバイスから、企業のWebアプリケーションやデータへ安全にアクセス可能になる。セキュリティチームはSaaSとWebアプリケーションの利用に対する可視性と制御を強化できる。
Identity Threat Protection with Okta AIとCorteの統合
Identity Threat Protection with Okta AI(ITP)と、パロアルトネットワークスのAI駆動型セキュリティ運用プラットフォームCortexを統合することで、組織全体の攻撃対象領域にわたるアイデンティティ関連リスクを一元的に可視化することが実現される。
これにより、ユーザーアクセスの取り消し、アクティブセッションの終了、エンドポイントの隔離など、脅威に対して即時かつ自動で対応できるようになる。
この統合は、Cortex XSIAMおよびCortex XDRにも拡張されており、最先端の攻撃に対する包括的な対応を支援する。