Neowinは7月14日(現地時間)、「Top 10 cool and useful features Windows 11 received in 2025 - Neowin」において、2025年上半期にWindows 11に追加された新機能や改善点などについて伝えた。

Windows 11ユーザーに対しては、まだ見ぬ新機能の発見、また、Windows 10ユーザーに対しては移行の判断材料としての活用を提案している。

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Windows 11、2025年上半期の注目の新機能

2025年上半期にWindows 11に追加された新機能および改善の中で、Neowinが注目したトップ10の概要は次のとおり。これら新機能や改善の一部は段階的に展開されており、アップデート後すぐに利用できない可能性がある。

タスクバーアイコンを縮小

タスクバーに表示されるアプリアイコンの縮小表示が可能になった。設定は「常時」、「なし」、「タスクバーに入り切らない場合」の3つから選択可能だ。タスクバーの高さは変わらないため、表示可能域を広げることはできない(参考記事: Windows 11の7月の更新プログラム、注目の新機能 | TECH+(テックプラス))

設定アプリの改善

設定アプリの「システム」→「バージョン情報」に、PCの基本性能を目立つように表示する「スペックカード」が追加された。さらに、特定のコンポーネントがパフォーマンスに与える影響について、より深く理解するための「よくある質問」セクションの追加や、コントロールパネルのマウス関連設定も設定アプリに追加された

ゲームパッドキーボードの追加

ゲームパッド用にカスタマイズされた仮想キーボードが追加された。ゲームプレイ中にキーボード入力が必要になった場合に、ゲームパッドを持ち替えることなくキーボードとほぼ同じ操作が可能だ

デスクトップアイコンの改善

パッケージ化されたストアアプリのデスクトップショートカットから、色付きバックプレートが削除された。これまでの一貫性のないアイコン表示から開放され、視認性が改善すると期待されている

バックアップ通知の無効化

エクスプローラーのアドレスバーに表示されるバックアップ通知をオフにすることができるようになった。オフにしたい場合はアドレスバーの通知を右クリックして希望する動作を選択する

スタートメニューの改善

スタートメニューに「スマートフォン連携(Phone Link)」パネルが追加された。アプリを起動せずにスタートメニューからスマートフォンの最新情報などを素早く表示できる(参考記事: Windows 11スタートメニューの大幅アップデート正式発表、Microsoft | TECH+(テックプラス))

エクスプローラーの改善

複数の不具合の修正に加え、再起動時のタブの復元が可能になった。また、コンテキストメニューに「新規作成」を追加して、操作性を向上している

Windows検索の改善

Copilot+ PCデバイス限定でファイルの内容を検索できるようになった。画像ファイルに対しては、描かれている内容に関するキーワード検索もできる(参考記事: Microsoft、AI機能「Recall」をようやく正式リリース - 課題は解消された? | TECH+(テックプラス))

Copilot Visionの追加

アプリ操作支援機能の「Copilot Vision」が追加された。アプリに関する分析や、質問への回答、音声ガイダンスによる操作の指示などができる(参考記事: Windows版Copilotにアプリの画面を見ながら操作を支援してくれる新機能 | TECH+(テックプラス))

マルチアプリカメラ機能の追加

複数のアプリから同時にカメラストリームにアクセスできるようになった。これにより通訳者と視聴者の両方にビデオ配信を提供することができる

操作性や利便性を向上させる機能の追加や改善と、AIを活用した最新機能の追加が行われている。現在もWindows 11の進化は続いており、Neowinによると2025年下半期はさらに多くの新機能と改善が追加される予定とのこと。

今秋には大型アップデートとなるWindows 11バージョン25H2のリリースが予定されている。Microsoftがこれからどのような機能を追加するのか、新たな発表に注目していきたい。