Microsoftは7月11日(現地時間)、Windows InsiderプログラムのCanaryチャネル向けに「Windows 11 Insider Preview Build 27898」をリリースした 。このビルドでは、他のチャネル向けに先行リリースされていた各種機能のバックポートや機能の改善などが行われている。
詳細はWindows Insider Blogの次の記事にまとめられている。
注目すべき機能とは?
Build 27898の注目すべき新機能としては、タスクバーアイコンの自動調整、Quick Machine Recoveryの導入、ナレーターのスクリーンカーテンのサポートなどがある。これら機能はBetaチャネルや7月の累積更新プログラムにてリリース済みだが、今回のビルドからCanaryチャネルユーザーにも提供が開始される。
いずれも他チャネルと同じ仕様を踏襲しており、操作方法、設定に変更はみられない。各機能について解説した過去の記事は次のとおり。
- Windows 11ベータビルドに新たな障害復旧機能「Quick Machine Recovery」登場 | TECH+(テックプラス)
- Windows 11の7月の更新プログラム、注目の新機能 | TECH+(テックプラス)
Build 27898のその他の変更
このビルドでは他にも機能の改善として、プライバシーダイアログのデザイン変更がある。アプリがプライバシーに関わる機能(位置情報、カメラ、マイクなど)にアクセスし、確認が必要となる場合、画面が少し暗くなり、画面中央にプライバシーダイアログが表示されるようになる。
また、音声アクセスが日本語をサポートした。ユーザーは日本語の音声コマンドを使用して、Windowsを操作できるようになる。ただし、日本語サポートは開発段階にあり、一部に問題が発生する可能性があるとのこと。
上記の他にも、Build 27898には多くの機能の改善と問題の修正が含まれている。すでに複数の不具合が報告されているが、Microsoftはテストに参加しているユーザーからのフィードバックを募集している。