Windows Latestは7月2日(現地時間)、「Windows 11 Notepad's rich text formatting (markdown) is now available」において、マークダウン形式をサポートした新バージョンのメモ帳が、Windows Insider Programの参加者以外でも利用可能になったと伝えた。
対象のユーザーは、Microsoft Store経由でメモ帳(Windows Notepad)を更新することで、マークダウン形式が有効化できるという。
Microsoft Storeでのアップデートで利用可能に
Microsoftは5月30日に、Windows 11のInsider Program向けに簡易的な書式設定機能を備えた新バージョンのメモ帳をリリースした。この新バージョンは、上部に書式設定ツールバーを備えており、Wordのようにテキストに対してさまざまな書式を設定することができる。
例えば、タイトルや見出しなど、太字や斜体、箇条書きや数字付きリスト、ハイパーリンクなどの書式を設定できる(関連記事: Windows 11のメモ帳がついにマークダウン形式をサポート | TECH+(テックプラス))。
往年のリッチテキスト形式(rtf)を彷彿とさせるが、メモ帳ではrtfではなくマークダウン形式を採用した。書式付きのテキストはマークダウンファイルとして「.md」の拡張子で保存される。もちろん、既存の.mdファイルをメモ帳で開いて編集することも可能。書式付きで表示する以外に、テキスト形式のままで、マークダウンを直接入力する形で編集することもできる。
すべてのユーザーが利用できるわけではない
このマークダウン形式をサポートしたメモ帳が、Windows Insider以外でも利用可能になったという。ただし、すべてのユーザーがすぐに利用できるようになるかは不明である。残念ながら、筆者の環境ではまだ利用できず、提供のタイミングに個人差があるようだ。利用可能になった場合、Microsoft Storeから「Windows Notepad」をアップデートすれば、書式設定を有効化できる。
書式設定の有効/無効は、メモ帳の設定メニューの「書式設定」の項目で切り替えられる。したがって、もしも従来どおりのシンプルなメモ帳のままにしたい場合は、書式設定機能を無効化しておけばよい。
メモ帳の書式設定機能は、バージョン11.2504.50.0で初めて実装された。もしそれ以降のバージョンでも使えない場合は、Microsoftの段階的な展開が完了するのを待つ必要がある。