
6月17日、シャープが事業説明会を開催。開発中のEVについて担当役員から進捗状況について説明があった。
デスク「シャープ(沖津雅浩社長)がEV(電気自動車)のコンセプトカーを年内にも公開するとか」
記者「ええ。シャープは車内を”リビングルームの拡張空間”と捉え、親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業が開発するEV『Model A』をベースに、同社が持つ家電や空気清浄の技術を活かした新たなEVの開発を進めています。年内にもコンセプトカーを公開し、早期開発を目指しています」
デスク「改めて、なぜ、シャープがEV開発?」
記者「シャープは近年、モビリティ領域の市場や顧客ニーズが大きく変化しつつあり、EVは同社の強みを活かせる新たな事業機会と認識しているようです。現在はソニーグループなど、既存の自動車メーカー以外のEV開発も進んでいますが、シャープ専務執行役員CTO(最高技術責任者)の種谷元隆氏は『市場の声を聞きながら、シャープのEVをつくっていく。家電メーカーがつくるEVを世の中に問いかけていきたい』と話しています」