Windows Latestは6月18日(現地時間)、「Windows 11 new Start menu won't let you create new Categories, clubs apps as "Other"」において、Windows 11の新しいスタートメニューのカテゴリーの仕様について詳しく伝えた。
MicrosoftがテストしているWindows 11の新しいスタートメニューでは、アプリを自動で分類する「カテゴリー表示」機能が備わっている。
Windows 11の新しいスタートメニューをテスト中
Microsoftは現在、Windows Insider ProgramのDevチャネルおよびBetaチャネル向けに、Windows 11の新しいスタートメニューをテストしている。この新しいスタートメニューでは、従来の「すべて」ビューを使った2ページ構成を廃止し、代わりにスクロール可能な1つのページに「すべてのアプリ」セクションを加えて全アプリを表示する。
「すべてのアプリ」セクションでは、アプリをカテゴリー別にタイル状に並べるカテゴリー表示と、アルファベット順に整列するグリッド表示を選択できる(関連記事:Windows 11のBeta/Devチャネルに刷新されたスタートメニュー登場 | TECH+(テックプラス))。
Microsoftのカテゴリー表示に関する説明では、アプリはカテゴリー別に自動的にグループ化され、よく使うカテゴリーやアプリにすぐにアクセスできるとされている。各カテゴリーのタイルは、同じカテゴリーのアプリが少なくとも3つ以上ある場合に作成される。
Windows 11の新しいスタートメニューの課題
Windows Latestによると、現時点ではデフォルトで「ユーティリティー」「生産性」「ゲーム」「ソーシャル」「エンターテインメント」「クリエイティビティ」「情報&リーディング」「その他」といったカテゴリーが用意されているという。カテゴリーが明確でないアプリは「その他」に分類される。また、同じカテゴリーのアプリが3個に満たない場合にも、そのカテゴリーのタイルは作られないので、代わりにアプリは「その他」に分類される。
残念ながら、上記のデフォルトのカテゴリー以外に、ユーザーが独自のカテゴリーを作成することはできないようだ。そのため、場合によっては「その他」に大量のアプリが存在し、効率的な分類にならない可能性がある。また、分類を自分でカスタマイズすることもできないので、ユーザーの意図と異なる分類が直感的な操作を混乱させる恐れがある。
Windows Latestでは、Microsoftが今後、ユーザーが独自のカテゴリーを作成できるようにアップデートする可能性についても伝えている。同社は新しいスタートメニューの魅力としてカスタマイズ性の高さを謳っているが、ユーザーが満足する形まではもう一歩の改善が必要そうだ。