マネーフォワードは6月6日、経理BPOサービスを提供するキャシュモと2025年5月30日付で契約を締結し、株式75%の取得を決定したと発表した。株式取得の実行日は2同6月30日を予定し、キャシュモはマネーフォワードのグループとなる。
グループ会社化によるシナジーと新サービスの概要
これまで、キャシュモは記帳業務、給与計算や請求支払業務、財務コンサルティングなど、中小企業向けの経理BPOサービスをフルパッケージで提供し、「マネーフォワード クラウド」の導入・運用支援も積極的に進めてきた企業。
今回のグループ会社化により、キャシュモが持つ経理BPOのノウハウを活用した中小企業向けの新サービス「マネーフォワード おまかせ経理」を6月6日にマネーフォワードのサービスラインナップに追加する。
また、士業事務所にはマネーフォワード クラウドを活用した経理BPOノウハウを展開するほか、新たに提供を予定している業務管理プロダクトの開発にも知見を役立てていく考えだ。
マネーフォワード おまかせ経理は記帳、振込、請求書発行、入金消込、支払管理、給与や賞与の計算、経理業務フロー全体の整理・再設計、マネーフォワードクラウドの導入支援を実施。
さらに、一部業務にAIなどのテクノロジーを活用し、オペレーターの人的リソースを最適化することによって、大企業向けであった従来のBPOサービスに比べ、コスト面・サービス内容において中小企業向けのサービスとして提供する。