AlphabetとGoogleのCEOを務めるSundar Pichai(スンダー・ピチャイ)氏は日、AIによる雇用削減の懸念を否定した。AIが単純作業を減らすため、エンジニアはよりインパクトのある仕事に集中できるという考えを示している。
AIで従業員の需要が生まれる
ピチャイ氏はAIを新製品開発の「アクセラレーター(加速装置)」と位置付け、AIが新製品の開発を加速することで、さらなる従業員の需要が生まれるだろうと述べている。
「現在のエンジニアリングフェーズが来年にかけてさらに成長すると予想している。なぜなら、AIにより、多くのことができるようになるからだ」とBloombergのインタビューで述べている。Alphabetは現在、約18万人を雇用している。
2023年に1万200人の人員削減を発表するなど、1~2年前に大規模な人員削減を行なったが、2025年からは削減の規模が小さく的を絞ったものになっている。2025年2月にGoogle Cloudで100人未満の削減を行ったことなどが報じられている。