米アクセンチュアは6月2日(ニューヨーク、現地時間)、各社が提供するAIエージェントを企業内で横断的に連携可能とした「Trusted Agent Huddle」を発表した。同サービスはAI Refineryプラットフォームの一部として提供し、Adobe、AWS、Databricks、Google Cloud、Meta、Microsoft、NVIDIA、Oracle、Salesforce、SAP、ServiceNow、Snowflake、Workdayといったパートナー企業が提供するAIエージェントをセキュアかつ円滑に連携させる。

これにより、ビジネスユーザーが開発したAIエージェントは統一された環境で円滑に連携できるようになり、企業は特定のタスクやビジネス目標に応じて最適なAIエージェントを選択し管理可能となる。

ユーザーはTrusted Agent Huddleを活用することで、Agent2AgentプロトコルやModel Context Protocolといったオープンで標準化されたプロトコルを用いて、AIエージェントをAI Refineryプラットフォーム上に構築できる。そのため、特定の部門やシステム内に閉じたプロセスではなく、複数の部門やシステムを横断し、より広範な業務プロセス全体の変革が期待できるという。

さらに、Trusted Agent Huddleは独自のアルゴリズムによってAIエージェントのパフォーマンスを評価し、効果的な連携を支援する。このプロセスは将来的にAIエージェントの信頼性スコアの開発に向けた基盤だとしている。

すでにクラウド上で自社のAIエージェントを保有する企業は、そのAIエージェントの機能を維持しつつ、AI Refineryプラットフォームで円滑な統合も対応可能。さらには、同プラットフォーム上で新たなAIエージェントの構築も可能だ。その際にはアクセンチュアのAIエージェントビルダーを活用し、ビジネス要件の変化に応じてAIエージェントを適応させるサービスも提供予定。