NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は5月27日、ネットワークトラフィック可視化・分析システム「@FlowInspector(アットフローインスペクター)」シリーズとして、「@FlowInspector mini(アットフローインスペクター ミニ)」を6月2日から販売開始することを発表した。

@FlowInspector miniサービス概要

ネットワークトラフィック可視化・分析システム「@FlowInspector」シリーズの新製品として提供を開始する@FlowInspector miniは、生成AIを活用してネットワークの問題解析を支援する、小型・軽量・安価なサービス。ネットワーク運用者が生成AIを活用した同製品を使うことで、ネットワークの問題解析の効率化と問題解析時間の短縮が期待できるという。

生成AIを活用してネットワークの問題解析を支援

同製品は通信内容を複製したミラートラフィックを常時収集・加工して、問題解析に必要な情報をパケットログとして@FlowInspecror miniの中に保存する。ネットワーク運用者が問題の発生した時間帯や解析したいキーワードを用いて自然言語で「トラブル解析依頼」を行うと、同製品は「トラブル原因の推定や対応策(解析レポート)」を提案。これにより、迅速なトラブル原因の推定を支援する。

  • @FlowInspector miniの動作概要

    @FlowInspector miniの動作概要

設置したい場所に簡単に設置可能

小型かつ軽量という特長を生かすことで、常時監視時や問題発生時に設置したい場所に設置可能。また、従来のネットワーク監視製品に比べて低価格で提供するとのことだ。中小規模ネットワークを運用されている企業や、小学校・中学校・高等学校・大学などの教育機関、ネットワーク監視製品を複数拠点に設置して問題がどこで発生しているかを早期に明らかにしたい支店や監視対象機器が多い企業に適しているという。