Neowinは5月8日(現地時間)、「Microsoft making New Windows Outlook better with offline Calendar support」において、Microsoftが「新しいOutlook」にオフラインでのカレンダー機能をサポートすると伝えた。この新機能により、ユーザーはインターネット接続がない状態でも、カレンダーの予定を作成、編集、削除できるようになる。

  • Microsoft making New Windows Outlook better with offline Calendar support - Neowin

    Microsoft making New Windows Outlook better with offline Calendar support - Neowin

従来のOutlookにはないモダンな機能搭載

Microsoftは2024年8月にOutlookの新バージョン、通称「新しいOutlook」をリリースした。この新しいOutlookには、従来のOutlookにはないモダンな機能が搭載されている一方で、足りない機能も多くあり、ユーザーからは不満の声が上がっている。オフライン機能はそのひとつである。

ユーザーからのフィードバックに応えて、Microsoftはこれまでにオフラインでのメール同期や添付ファイルの閲覧機能を追加してきた。今回同社は、新たにカレンダー機能のオフラインでの利用を追加すると発表した。この機能は、Microsoft 365のロードマップにおいて「Outlook: Offline Support for Calendar」として登録された。

2025年6月からロールアウト開始

Microsoftは、この機能によってインターネットに接続していないときでもカレンダーの予定を作成したり、編集や削除が行えたりするようになると説明している。2025年6月よりロールアウトが開始されるという。

Microsoftは最近、ユーザーが従来のOutlookと新しいOutlookを簡単に切り替えて使用できるようにするなど、柔軟な運用を可能にする取り組みも発表した(関連記事:Outlookの新旧バージョン切り替えの不便さが解消へ | TECH+(テックプラス))。これにより、ユーザーは必要に応じて新旧のアプリを使い分けることができるようになる。このような対応は、ユーザーの多様なニーズに応える施策の一環といえる。

今回のオフラインカレンダー機能の追加も、Microsoftがユーザーの利便性を追求し、製品の改善を継続していく姿勢を表すものと言える。今後も、ユーザーの要望に応じた機能の追加や改善が期待される。