Neowinは5月3日(米国時間)、「Senior Microsoft manager says Mac is better than Windows 11 - Neowin」において、MicrosoftのプロダクトマネージャーがWindows 11よりApple macOSの方が優れていると語ったと報じた。
macOSは安心する?
Microsoftのプロダクトマネージャーを務めるMerill Fernando氏は4月20日、Xに次の短いメッセージを投稿した。
「Windowsで1時間過ごすことを余儀なくされたあと、macOSに戻る私」
このメッセージにも問題はあるとみられるが、同時に投稿した画像がさらなる反響を呼ぶ原因となった。画像は歌手のKaty Perry氏が約10分間の宇宙旅行を終えた後に地球にキスした瞬間を写したもので、安堵感を表すインターネットミームとして広まっている。
つまり、Microsoft幹部はWindowsに疲れ、macOSに安堵感を得ているとして情報が拡散した。投稿した本人は冗談のつもりだったようだが、70万回以上閲覧され、1万件以上の「いいね」を獲得するなど注目を集めた。
デバイスはApple、アプリはMicrosoft
Fernando氏は多くの反響を受けて、誤解のないよう追加のメッセージを投稿している。仕事用にノートパソコン(MacBook Airと推測)を使用しているが、ポッドキャストやニュースレター、その他のオープンソースプロジェクトにMac Studioを使用。MicrosoftサービスはmacOS用のWindowsアプリ経由でリモートアクセスしていると明らかにした。
また、Fernando氏は他に使用しているアプリとしてmacOS用のアプリケーションランチャー「Raycast」、Microsoft Teams、Outlook、VSCode、Ghostty(ターミナル)、Microsoft Edge(仕事用)、Arc(プライベート用)を挙げ、主要な業務アプリはMicrosoft製品と説明している。
一連の情報公開が同氏の誤解の解消につながっているかは定かではないが、Microsoftが競合他社の製品使用を認める企業であることは伝わっているように見える。