
デスク「フジ・メディア・ホールディングスに対して、『物言う株主』が圧力を強めているね」
記者「米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが4月16日、株主提案を公表しました。その中では取締役相談役の日枝久氏による40年の長期政権が続き、フジテレビは衰退したとして、『日枝体制の残滓を一掃し、フジテレビの大変革を力強く推進する経営者たちを送りたい』として取締役会の総入れ替えを提案しています」
デスク「名を連ねたのは?」
記者「SBIホールディングス会長兼社長の北尾吉孝氏を筆頭に12人が名を連ねました。ただ17日に会見を行った北尾氏は、現社長の清水賢治氏を「残した方がいい」としています。北尾氏は05年のライブドアによるフジテレビの買収事案で『ホワイトナイト』となりましたが、今はメディア、IT、金融が融合した『生態系』の創出を標榜しており、フジテレビの改革と新事業がどう絡むかが注目されます」