Microsoftは4月21日(現地時間)、Windows 11 InsiderプログラムのDevチャネル向けに「Windows 11 Insider Preview Build 26200.5562(KB5055642)」を、Betaチャネル向けに「同Build 26120.3872(KB5055640)」をリリースした。
このビルドでは、AIが認識した画面上のテキストについて音読を指導してくれる教育向けの機能、イマーシブルリーダーを使って読み上げる機能など、AIのユーザー体験を向上させる新機能が追加されている。
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26200.5562 (Dev Channel) | Windows Insider Blog
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26120.3872 (Beta Channel) | Windows Insider Blog
「Click to Do」とは?
Windowsの「Click to Do」は、デスクトップに表示されているテキストや画像をAIが読み取って、マウスのクリックメニューからさまざまなアクションを実行できる機能である。
例えば認識したテキストのクリップボードへのコピーする、任意のアプリケーションで開く、Webで検索する、画像を他の人と共有する、写真アプリで加工するといったアクションが用意されている。「Click to Do」はAI搭載の「Copilot+ PC」で利用できる。
今回のアップデートでは、この「Click to Do」に2つのアクションが追加された。
「Click to Do」に追加された2つのアクション
1つは「リーディングコーチで練習する」というもの。AIが認識したテキストを画面上で選択してこのアクションを呼び出すと、テキストを音読するように促される。ユーザーが音読したら、AIがそれに対して改善点を教えてくれる。Microsoft Teamsなどで提供されている「リーディングコーチ」機能と同等のもので、おもに教育向けでの用途が想定されている。