MozillaのThunderbirdチームがメールサービス「Thundermail」を開始する模様だ。開発チームが4月1日、Mastodonで明らかにした。デスクトップのメールクライアントから大きな進化を遂げることになる。

100%オープンソースのエコシステム構築を目指す「Thunderbird Pro」

ThundermailはGmailのようなブラウザベースのメールサービスで、ユーザーはThunderbirdアカウントに加えて、独自ドメインの使用も可能になる見込みだという。Forbesが4月1日付で詳細を報じている。

他のサービスとの差別化として、メールデータをAIのトレーニング使わない、受信トレイに広告が入らないなどのプライバシーへ配慮を挙げている。Thunderbirdが計画している生産性ツールのエコシステム「Thunderbird Pro」の一部になるという。

Thunderbird Proは100%オープンソースのエコシステム構築を目指しており、大容量ファイルの共有「Thunderbird Send」、スケジュールツール「Thunderbird Appointment」、メール内のAI機能「Thunderbird Assist」なども加わる予定とのことだ。

Thunderbird Proの料金、提供時期などは明らかにしていない。Thundermailは現在内部テスト中で、Thundermail.comよりベータ版のウェイティングを受付中だ。