Neowinは4月2日(米国時間)、「Microsoft: How to update to Windows 11 on unsupported Windows 10 PC? Dump it and buy new - Neowin」において、MicrosoftがWindows 10 PCの買い替えを推奨したと伝えた。

2025年10月14日に予定されているWindows 10のサポート終了を前に、Windows 11の最小システム要件を満たさない古いPCの適切なリサイクルを促している。

  • Microsoft: How to update to Windows 11 on unsupported Windows 10 PC? Dump it and buy new - Neowin

    Microsoft: How to update to Windows 11 on unsupported Windows 10 PC? Dump it and buy new - Neowin

古いPCは買い替えよう

Microsoftはセキュリティリスクがあるとして古いオペレーティングシステムの利用を推奨していない。しかしながら、Windows 10のシェアが依然としてトップ(3月末時点で約54.2%)を維持しており、Microsoftは状況を改善すべくWindows 11移行キャンペーンを推進している。

最近では、アップグレードを促すメールの配信などが実施された(参考:「MicrosoftがWindows 10ユーザーにアップグレード促す、PC買い替え提案も | TECH+(テックプラス)」)。古いPCの買い替え提案はMicrosoftの方針とみられ、このメールを含めキャンペーンでは一環して買い替えによる移行を促している。

古いPCの買い替えを促す理由として、Microsoftはセキュリティのリスクを挙げている。古いPCの中には十分な性能を持つ製品も存在する。しかしながら、トラステッドプラットフォームモジュール(TPM: Trusted Platform Module)2.0に対応しておらず、強力な保護を提供することができない。

MicrosoftはTPM 2.0を譲れない要件としており、非対応デバイスの買い替えを求めている(参考:「Microsoft「Windows 11最小システム要件は譲れない」と明言、TPM 2.0は必須のまま | TECH+(テックプラス)」)。

Windows 10サポート終了チェックリスト

Windows 10サポート終了チェックリストは「Your Windows 10 End of Support Checklist | Windows」から閲覧することができる。アップグレードに必要な3ステップを示し、速やかなアップグレードを促している。その概要は次のとおり。

  • Windows 10の更新プログラムをすべて適用し、最新の状態にする
  • データをバックアップする
  • PCを買い替える場合は、古いPCのデータを安全に消去する

PCの買い替えについて、Microsoftは次のように述べ、責任を持ってリサイクルするか売却するように推奨している。

「古いデバイスに別れを告げるときは、責任を持ってリサイクルしましょう。古いPCは責任を持ってリサイクルするか、または下取りに出して高速かつ安全な新しいWindows 11搭載PCを購入する資金に換えましょう」

Windows 11は高度なセキュリティ機能、ユーザーエクスペリエンスを向上させる新機能、パフォーマンスの向上、最新ソフトウェアおよびハードウェアとの高い互換性があるとして推奨されている。Windows 10以前の古いオペレーティングを利用しているユーザーは、Windows 11へのアップグレードを前向きに検討することが望まれている。