Microsoftは3月28日(米国時間)、Windows 11インストール時にMicrosoftアカウントのサインインを回避可能するコマンド「bypassnro.cmd」を削除すると発表した。
Windows Latestは、「Windows 11 is not killing off hack that lets you bypass Microsoft account, but it takes more effort now」において、コマンドが機能しなくなったことを確認したと伝えている。それと同時に、仕組み自体は残されているとして、新しい回避手法を取り上げている。
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Windows 11 is not killing off hack that lets you bypass Microsoft account, but it takes more effort now
セットアップの完了にはMicrosoftアカウントが必須
古いWindowsはインストール時にローカルアカウントを作成することで、インターネットに接続することなくセットアップを完了できた。ところが、Windows 11ではインターネット接続を必要とし、Microsoftアカウントによるサインインを求める。
インターネットはインストール時に必ずしも利用できるとは限らず、Microsoftはインターネットが見つからない場合やコマンド「bypassnro.cmd」を使用した場合に限り、ローカルアカウントを作成してセットアップを完了するオプションを提供していた。
しかしながら、Microsoftは将来のWindowsにおいてこの回避策を提供せず、インターネット接続とMicrosoftアカウントによるサインインを必須要件にすることを明らかにした。この発表はWindows Insider Programの開発チャネルからリリースされたWindows 11ビルド26200.5516のリリースノートで確認できる(参考情報:「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26200.5516 (Dev Channel) | Windows Insider Blog」)。
新しい回避策が発見される
Windows LatestはWindows 11ビルド26200.5516においてコマンド「bypassnro.cmd」が機能しなくなったことを確認。ただし、ローカルアカウントを作成してセットアップを完了する仕組みは残されているという。そのためコマンドに相当する操作をユーザーが手動で行えば、Microsoftアカウントによるサインインを回避できるとしている。
コマンドに相当する操作として、Windows Latestはレジストリーを書き換える次の手法を公開している。
- ネットワーク接続を求める画面で「Shift+F10」キーを押してコマンドプロンプトを開く
- regeditと入力してレジストリ エディターを起動する
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OOBE」に移動する
- 右側パネルの空白部分を右クリックし、「新規作成」→「DWORD(32ビット)値」から名前「BypassNRO」を作成する。BypassNROをダブルクリックして値を「1」に変更する
- レジストリ エディターを閉じる
- 再起動する
これでコマンド「bypassnro.cmd」を使用したときと同様に、「インターネットに接続していません」オプションが表示されるようになる。このオプションを選択することで、ローカルアカウントを作成してセットアップを完了できる。
Microsoftはセキュリティとユーザーエクスペリエンスの強化を目的にコマンドを削除したと発表している。同社は今のところローカルアカウントのサポートを継続することを明らかにしていない。