Windows Centralは3月29日(米国時間)、「Bring back a more classic Start menu to Windows 11|Windows Central」において、Windows 11のスタートメニューをクラシックスタイルにするサードパーティーユーティリティ「Open-Shell-Menu」の導入方法を解説した。

サードパーティツールを利用したシステム調整は好まないとしつつ、オーバーヘッドが低く、無料で利用できる注目のユーティリティと紹介している。

  • Bring back a more classic Start menu to Windows 11|Windows Central

    Bring back a more classic Start menu to Windows 11|Windows Central

Windowsをクラシックスタイルのデザインに戻す

Windows 11は従来のWindowsと異なりデフォルトで中央寄せのスタートメニューが採用されている。メニューもアイコン表示を主体としたものに置き換えられ、モバイルデバイスを意識したインタフェースを採用している。

従来のスタートメニューと新しいスタートメニューの良し悪しについてここでは評価しないが、Windows Centralは従来のスタートメニューを好むユーザーに向け、Open-Shell-Menuという選択肢を提案している。

Open-Shell-Menuは「GitHub - Open-Shell/Open-Shell-Menu: Classic Shell Reborn.」からダウンロードするか、管理者のコマンドプロンプトを起動して次のwingetコマンドを実行することでインストールすることができる。

  • winget install --id Open-Shell.Open-Shell-Menu

インストールを完了すると外観がクラシックスタイルに変更される。スタイルの設定はスタートメニューから「Open-Shell Menu Settings」を検索し、最上位に表示されたアプリから行う。

スタートメニューは「Start Menu Style」タブから設定する。選択肢としては、「Classic style」、「Classic with two columns」、「Windows 7 style」の3種類が提供される。Windows Centralはこれらの中で「Windows 7 style」が最適として推奨している。

エクスプローラーの外観も調整可能

Open-Shell-Menuはエクスプローラーのツールバーをクラシックスタイルに変更する機能も提供する。エクスプローラーの変更を好まない場合は、ツールバーを右クリックして「Classic Explorer Bar」の選択を解除する。

Open-Shell-MenuはWindowsの動作を変更するサードパーティ製ユーティリティだ。Microsoftは関与しておらず、正常な動作は保証されていない。Windows Centralは自己責任で利用する必要があると、注意を呼び掛けている。