日立ソリューションズは3月12日、グループ企業や自社内の人財有効活用とワークシェアの実現に向けて、社員が時間単位で社内副業ができ、会社が管理できる「社内向け副業マッチングサービス」を、3月13日より提供開始すると発表した。

「社内向け副業マッチングサービス」の特徴

同サービスでは、社員が業務経験や自己研鑽で培ったスキルを自由に登録でき、副業を依頼したい部署はAIが支援する情報検索により、該当スキルを有する社員を見つけて相談する。

部署と社員は依頼から実施から評価までをどうサービスで完結できるため、人事部門は運用負担が軽減される。社員は部署を異動することなく、スキルや経験の活用機会を得ることができる。

  • 「社内向け副業マッチングサービス」におけるスキルマッチングのイメージ

社内で検証を実施

同社は2024年9月から半年間、全社員(約5,000名)で同サービスの検証を行い、企業側の管理や社員側の利便性を確認したという。

具体的には、4,100人以上がログインし、1万3,000回以上の検索が行われ、利用した社員の70%以上が業務効率が向上すると評価した。

副業対応者へのインタビューでは、自身のスキルが生かされ、モチベーションが向上したことが確認されたとのこと。