米IBM CEOのArvind Krishna(アービンド・クリシュナ)氏は、AIがプログラミング業界に与える影響について、AIが置き換えることはないという可能性を示した。

AIがプログラミングに与える影響は20~30%

クリシュナ氏は、米テキサス州で開催中の「South by Southwest(SASW)2025」で、AIの影響、世界経済など広範なテーマについて語ったという。中でもAIがプログラミングに与える影響については、AIによって書かれる可能性は20~30%と述べた。

これは、Anthropicの共同創業者兼CEOのDario Amodei氏による「今後3~6カ月以内にコードの90%がAIによって書かれるようになる」という予想に対して異議を唱えた格好となる。

クリシュナ氏は「その数字はむしろ20~30%ではないか。90%ではないだろう」と話している。

同氏は、AIは最終的にプログラマーの生産性を向上させることになるという考えを示し、「同じ人数で30%多くのコードを書けるなら、コードはより多く書かれるか、それとも少なく書かれるのか?歴史が示しているように、もっとも生産性の高い企業が市場シェアを獲得し、より多くの製品を生産でき、市場シェアを獲得できる」と述べた。3月11日付のTechCrunchが報じている。