TOPPANとNTTドコモは3月3日、6G時代の新しいコミュニケーションサービスの実現を目指し、協同で取り組みを開始するため、基本合意書を締結したことを発表した。
取り組みの背景
TOPPANは、これまで培ってきた情報加工技術やCG制作技術を活かし、様々なメタバースサービスを提供している。ドコモでは、6G時代の新しい価値を提供する技術として、人間の感覚をネットワークで拡張させるための基盤「FEEL TECH」の取り組みを進めている。
今回の締結により、TOPPANが保有するメタバース技術/先端表現技術にドコモの人間拡張技術であるFEEL TECHを連携させ、教育、技能伝承、ネットショッピングの分野のサービス開発、およびサービス提供の実現に向け、共同で取り組みを進める構え。
メタバースアプリとの連携
最初は、TOPPANが提供する双方向でコミュニケーションをとりながら学べる博物館・科学館向け教育コンテンツを実装したメタバースアプリ「メタパ」と、FEEL TECHの連携を目指し、4月から開発検討を開始する。
メタパにFEEL TECHの感覚共有の機能を追加することで、素材の質感、作家の手の感覚など、触れながら芸術の学びを得られる次世代コンテンツの開発を目指すという。
ドコモとTOPPANは、FEEL TECHを通じて、顧客に驚きと感動を提供できる次世代サービスの提供を目指し、取り組みを進めたい考え。