リコー 福井事業所とリコージャパン 福井支社は2月27日、福井県坂井市と「ゼロカーボンシティの実現に向けた包括連携協定」を締結したことを発表した。
坂井市が令和3年3月に策定した第二次坂井市環境基本計画において、「2050年までに温室効果ガス総排出量実質ゼロを目指し、省エネルギー活動や再生可能エネルギーの導入を推進」することを施策として掲げた。「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しており、その実現に向けて令和6年3月には「坂井市脱炭素ロードマップ」を策定している。
リコーグループは目指すべき持続可能な社会の姿について、経済(Prosperity)・社会(People)・地球環境(Planet)の3つの"P"のバランスが保たれている社会「Three Ps Balance」として表している。この目指すべき社会の実現に向け、「事業を通じた社会課題解決」「経営基盤の強化」「社会貢献」の3つの活動に取り組んでいる。
リコーおよびリコージャパンはこの取り組みで培った知見やノウハウの提供を通じて、これまでに坂井市による「坂井市脱炭素ロードマップ」策定を支援してきた。また、2017年から続く「リコー下久米田協働の森」の里山整備活動を通じて、坂井市や下久米田里山保全会とともに生物多様性保全に貢献してきた。
リコーおよびリコージャパンと坂井市は今回の協定を締結することで、これまで以上に連携体制を強化して坂井市のゼロカーボン実現に向けた取り組みを加速させ、持続可能な社会の実現を推進するとしている。