Microsoftはこのほど、「Releasing Windows 11 Build 26100.3321 to the Release Preview Channel｜Windows Insider Blog」において、OpenSSHの起動に失敗するWindows 11の不具合を修正したと発表した。

この修正は「Windows Insider Program」のリリースプレビューチャネルからリリースされたWindows 11ビルド26100.3321(KB5052093)に含まれ、テスト中とされる。

  • Releasing Windows 11 Build 26100.3321 to the Release Preview Channel｜Windows Insider Blog

    Releasing Windows 11 Build 26100.3321 to the Release Preview Channel｜Windows Insider Blog

OpenSSHの起動に失敗する不具合

この不具合は2024年10月以降のセキュリティ更新プログラムをWindows 11にインストールした場合に発生する可能性がある。Microsoftは更新プログラムの既知の問題として、次のように報告している(参考：「2024 年 10 月 22 日 — KB5044380 (OS ビルド 22621.4391 および 22631.4391) プレビュー - Microsoft サポート」)。

2024年10月のセキュリティ更新プログラムのインストール後、一部のお客様から、OpenSSH(Open Secure Shell)サービスの起動に失敗し、SSH接続ができないという報告が寄せられています。サービスは詳細なログが記録されずに失敗し、sshd.exeプロセスを実行するには手動で介入する必要があります。
なお、この不具合はディレクトリのアクセス許可(ACL)を更新することで、一時的に回避可能とされる。速やかに改善する必要があるユーザーは、Microsoftの公開した手順に従い作業することが望まれる。

次の更新プログラムに導入の可能性

Windows Insider Programのリリースプレビューチャネルは、世界中にリリースされる前の次期バージョンのWindowsとされる(参考：「Deeper look at flighting - Windows Insider Program | Microsoft Learn」)。テストの進捗にもよるため、すべての機能が必ず正式リリースされるわけではないが、修正は次の更新プログラムに導入される可能性がある。