電通と国内電通グループ5社(電通東日本、電通デジタル、電通コンサルティング、電通総研、電通マクロミルインサイト)は2月19日、2035年までに起こり得るトレンドをまとめた中期未来予測ツール「電通未来曼荼羅2025」の提供を開始した。

同ツールは、未来起点の経営戦略や新規事業の立案、サービス開発などに活用できる。

「電通未来曼荼羅」とは

「電通未来曼荼羅」は、「人口・世帯」「社会・経済」「科学・技術」「まち・自然」の4カテゴリー全72のトレンドテーマを網羅的に分類し、それぞれの概要とデータ、関連トピック、それらが未来にもたらす変化や重要になる視点をまとめたもの。

  • 電通未来曼荼羅2025 未来トレンド72テーマ

同ツールを用いたコンサルティングサービスも行われており、これまでもアップデートを重ねながら、多くの顧客企業に提供されてきた。

最新版「電通未来曼荼羅2025」の特徴

最新版「電通未来曼荼羅2025」は、、時代の変化に合わせて前年度版から27のトレンドテーマを刷新し、全72のトレンドテーマをそれぞれアップデートした。

「人口・世帯」においては、新たに価値観の「やおよろず化」による「孤独・暇社会」への道とその解消について分析している。

「社会・経済」においては、トランプ米大統領の再選、ロシア・ウクライナ、中東、東アジアなど緊迫化する情勢下でのwell-beingの実現に着目している。 「科学・技術」においては、AIの飛躍的な発展により人類の創造性・生産性に飛躍的な向上が予想される一方で、AIと人類との共存方法が模索される中、社会全体としては「人間性」の再定義についてまとめている。

「電通未来曼荼羅2025」を活用した新規事業構想を体験できるワークショップも開催される。ワークショップでは未来の事象・トレンドの紹介に加え、事業環境をとりまく重要な外部環境の変化を特定し、どのように「電通未来曼荼羅2025」を活用して新たな事業開発に着想するかについて語られる。