日立ソリューションズは2月5日、企業内ネットワークや広域ネットワークのアクセス状況を監視・分析し、障害の発生箇所や影響範囲を従業員が利用するデバイス上にリアルタイムで表示する「ネットワークパス自己監視サービス」を提供すると発表した。

「ネットワークパス自己監視サービス」の概要

「ネットワークパス自己監視サービス」は、「Cisco ThousandEyes」を活用して、ネットワーク構成やアクセス経路のオブザーバビリティ情報を収集・分析し、障害発生状況を従業員が利用するPCやモバイルデバイスなどにわかりやすく表示するもの。

「Cisco ThousandEyes」は、シスコシステムズが提供する、クラウドを自社データセンターのように可視化・監視できるクラウドサービス。

同サービスは、ネットワークの障害を検知すると同時に、アプリケーションやクラウドサービスの通信品質を3段階で自動評価する。

また、ITの専門家向けの情報の中から従業員にとって必要な情報を抽出し、障害の発生範囲を可視化する。これにより、的確な情報をタイムリーに提供することで、情報システム部門は問い合わせの集中を回避することが可能。

コメント通知機能を備えているため、ネットワークにつながりにくい状況が発生した場合、情報システム部門は、従業員に対して、対処法や対応状況などを通知することが可能。

従業員は情報システム部門に問い合わせなくても対応可能となり、情報システム部門への問い合わせ数減少が期待できる。

  • 「ネットワークパス自己監視サービス」の適用効果