NECは2月3日、行政サービスの住民接点を集約する「NEC 住民ポータルサービス」を新たに開発し、静岡県小山町に提供開始することを発表した。同サービスは、小山町で提供するサービスを集約し、新たに導入する健康ポイントサービス・地域ポイントサービスとの連携機能を実装した形で提供するもの。

  • (左)小山町公式アプリ(小山町向け住民ポータルサービス)/(右)小山町のサービス利用イメージ

    (左)小山町公式アプリ(小山町向け住民ポータルサービス)/(右)小山町のサービス利用イメージ

「NEC 住民ポータルサービス」開発の背景

住民の生活様式が多様化し、ニーズの複雑化が進む中で、自治体が提供する情報・サービスは年々増加している。

その一方で、「自治体が提供する情報やサービスを、届けたい住民に届けることができていない」や「自分に必要な行政の情報がどこにあるかわからない」といった課題が生じている。

この課題を解決すべく自治体の効率的な情報発信・サービス提供および住民一人ひとりの利便性・満足度向上に寄与する「住民ポータルサービス」の開発に至ったという。

サービスの概要

「NEC 住民ポータルサービス」は自治体が提供する情報・行政サービス・アプリを集約し、住民はNEC 住民ポータルサービスを入口として、各課が提供するさまざまな行政サービスを利用することが可能になる。

また、住民の興味・関心や各種データをもとに、住民ごとにパーソナライズされたサービスを提供するとともに、連携する各サービスとID連携等を行い一元的なデータ管理が可能となる。

同サービスを利用することで、自治体が提供する情報・サービスが住民により届きやすくなり、健康ポイントや地域ポイントサービスなど各サービスと連携してサービスをつなげることで新たな価値を創出する。

  • 「NEC 住民ポータルサービス」 スマートフォンアプリイメージ(連携するサービスは一例)

    「NEC 住民ポータルサービス」 スマートフォンアプリイメージ(連携するサービスは一例)