Microsoftは1月28日(米国時間)、「Seamless phone integration from the Start menu gets even better for Windows Insiders|Windows Insider Blog」において、Windows 11のスタートメニューにAndroidおよびiPhoneを統合すると発表した。
Androidの統合は2024年6月に発表されていたが、これにiPhoneが正式に追加されることになる(参考:「Previewing accessing Phone Link features from the Start menu with Windows Insiders | Windows Insider Blog」)。
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Seamless phone integration from the Start menu gets even better for Windows Insiders|Windows Insider Blog
スマートフォンと統合されたスタートメニュー
スマートフォンと統合された新しいスタートメニューは、「Windows Insider Program」の開発チャネルおよびベータチャネルから段階的に提供される。
具体的な動作条件は次のとおり。
- ベータチャネルのWindows 11ビルド4805およびこれ以上のバージョン、または開発チャネルのWindows 11ビルド26120.3000およびこれ以上のバージョン
- スマートフォン連携(Phone Link)バージョン 1.24121.30.0およびこれ以上のバージョン
- Microsoftアカウントのサインインおよび、Bluetooth Low Energy(BLE)を必要とする
- Pro EducationおよびEducation SKUはサポート対象外
上記条件を満たし、機能が提供されるとスタートメニュー横にスマートフォン接続のペイン(アダプティブカード)が表示される。接続を必要としない場合はペインを隠すこともできる。
スマートフォンとの接続(Bluetooth)は画面の指示に従い行う。接続を完了すると、スタートメニューから次の情報を表示および操作できるようになる。
- バッテリー残量
- 接続状態
- メッセージや通話へのアクセス
- 最新のアクティビティ
- ファイルの共有など
Android、iPhone間の連携も
新しいスタートメニューを使用すると、所有するAndroid、iPhoneデバイス間で直接ファイル共有が可能だ。ただし、スタートメニューから提供されるスマートフォンの機能は限定的で、すべての機能を利用するにはスマートフォン連携(Phone Link)を起動する必要がある。
なお、ペインの表示、非表示など、新しいスタートメニューの管理は設定アプリの「個人用設定」→「スタート」から行う。
新しいスタートメニューはまだ実験段階にあり、リリース時期は未定。不具合の発見や意見などは、フィードバックHubアプリ(ショートカットキー「Win+F」)から報告することができる。