Microsoftは1月21日(米国時間)、「Windows 11, version 24H2 known issues and notifications|Microsoft Learn」において、Windows 10バージョン22H2を実行しているすべてのデバイスを対象にWindows 11バージョン24H2の提供を開始したと発表した。
Windows Updateからインストール可能
Windows 10またはWindows 11ユーザーは、Windows Updateの「更新プログラムのチェック」ボタンを押下することでインストール可能か確認することができる。デバイスがシステム要件を満たしている場合、Windows 11バージョン24H2をダウンロードしてインストールするオプションが表示される。
これは2024年12月4日(米国時間)にWindows 11バージョン22H2および23H2を実行しているデバイスに向けて提供を開始したのに続き、実施された(参考:「Windows 11バージョン24H2、対象PCを拡大 | TECH+(テックプラス)」)。
組織に管理されていないWindows 11のHomeおよびProエディションのバージョン22H2および23H2を実行しているデバイスは、更新プログラムを自動的に受け取ることになる。インストールの準備ができていないユーザーは、再起動する時間を選択するか、更新を延期することができる。
一部デバイスに不具合
Windows 11バージョン24H2には既知の不具合が複数存在する(参考:「Windows 11, version 24H2 known issues and notifications | Microsoft Learn」)。不具合の影響を受け、正常に動作しないと想定されるデバイスには「セーフガードホールド(互換性の保留)」が適用され、Windows Updateを介したWindows 11バージョン24H2の提供が一時停止される。
「Windows 11のシステム要件」を満たし、ダウンロードしてインストールするオプションが表示されない場合、セーフガードホールドの対象となっている可能性がある。インストールメディアを使用して強制的にアップグレードすることも可能だが、Microsoftは対策の完了を待つことを推奨している。