電通総研は1月22日、新規事業の立ち上げを支援するプログラム「Future Value Creation Program(フューチャーバリュークリエイションプログラム)」の提供を開始することを発表した。
同プログラムは、これまで同社が製造業向けに提供してきたものづくり領域の新規事業創出コンサルティングやソリューションを再定義し体系化することで、生活者インサイトの把握から、未来の社会の構想、新規事業創出、事業計画の策定、事業構築・拡大にいたるまで一気通貫で支援するもの。
背景
技術の進展や生活者のライフスタイルの多様化により、企業の事業環境は急速に変化している。
そのような環境の下、企業が持続的に成長するためには、生活者インサイトを的確に捉え、それらに応える新製品や新サービスを迅速に市場投入し続けなければいけないという状況がある。
しかし、企業には「既存ビジネスの範疇でしかアイデアを考えられず思うように成果を上げられない」「事業性を評価できず投資すべきか判断できない」といった課題が存在している。
「Future Value Creation Program」の概要
Future Value Creation Programは、人のうれしさや心地よさを捉える感性とデータの分析や収益モデルを構築する知性を掛け合わせ新規事業創出をサポートするプログラム。
新規事業創出の専門コンサルタントはもとより、生活者インサイトを調査・分析するデータサイエンティスト、実装を担うシステムエンジニアがチームを組成し、企業の新規事業創出をトータルで支援する。
「Future Value Creation Program」の4つのプロセス
Future Value Creation Programでは「方針検討」「事業創造」「事業構想」「事業構築・拡大」という4つのプロセスで進められる。
方針検討
電通総研は、企業の未来価値を見いだす電通グループ横断組織「電通未来事業創研」のメンバーとして、「電通未来曼荼羅」や「電通 未来ファインダー100」といったツールの作成に参画してきた。
これらのツールを活用しながら未来の生活がどのように変わるかを共に考え、企業が目指すべき事業の方向性を定める。
事業創造
電通総研が開発・提供するアイデア発想を促すツール「K-Matrixアプリケーション」を用いて想像力を引き出し、新しい事業アイデアを発想する。
K-Matrixアプリケーションは、短期間で多くのアイデアを発想・評価することができ、価値ある事業アイデアを検討できる。
また、発散/収束を繰り返すデザイン思考のフレームワークである「ダブルダイヤモンド」の手法により、事業アイデアの質を高めていくす。
事業構想
事業を展開する上での顧客のうれしさ(感性)と、収益モデルの構築(知性)の両立を検討する。
事業構築・拡大
電通総研は、長年システムインテグレーション事業を展開しており、素早いプロトタイプ作成や提供サービスの実装が可能。
また、新規事業を社内外に浸透させるためのブランディング活動や事業運営体制の構築もサポートする。
電通総研は今後も、ビジョン構築、アイデア創出、事業具体化、収益予測、PoC(概念実証)サポート、ブランディング、体制構築と様々な側面から、企業の新規事業創出を支援していきたい構え。
