Microsoft専門のニュースサイト「TheWindowsClub Tech News」は1月15日(現地時間)、「Free Upgrade to Windows 11 is for a Limited Time only - Microsoft」において、Windows 11への無償アップグレードには期限があるとして、Windows 10ユーザーに早期のアップグレードを促した。
Windows 11の無償アップグレード期限はいつ?
Microsoftは2025年10月14日にWindows 10のサポートを終了する。この日を境に原則として更新プログラムやテクニカルサポートの提供は行われなくなる(参考:「Windows 10、Windows 8.1、Windows 7 のサポート終了 | Microsoft Windows」)。
そのため、Microsoftは早めのWindows 11へのアップグレードを推奨しているが、TheWindowsClubはこの無償アップグレードには期限があると注意を喚起した。TheWindowsClubは次のように述べている。
公式の投稿において、Microsoftはアップグレードしない場合やサポートを延長する必要がある場合の(影響について)情報提供をしていますが、(無償アップグレード終了の)公式日付や終了日は発表していません。
これまでのところ、Microsoftは無償アップグレードに期限があることを示唆しつつ、その日付を公表していない。Windows 10、Windows 11のシェアや市場の動向を注視しつつ、最適な期日について熟慮しているものとみられる。
Windows 11アップグレードはお早めに
Windowsの中でWindows 10がシェア1位を維持している現状では、無償アップグレードの終了を決断するのは難しいと考えられる。しかしながら、しびれを切らし早期の終了を決断する可能性もゼロではない。
Windows 11の新規購入にはそれなりのコストがかかる。複数台のコンピュータを管理している場合はなおさらだ。Windows 10を利用しているユーザーは、「最小システム要件」さえ満たしていればWindows Updateから簡単かつ無償でWindows 11にアップグレードできる。無償提供を受けられる今のうちに、アップグレードを決断することが望まれている。
なお、最小システム要件を満たさないなど特別な事情でアップグレードできない場合は、有償の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU: Extended Security Update)により1年または数年のセキュリティ更新プログラムの提供を受けられる。Microsoftはこの回避策を最終手段としており、この場合においてもデバイスの買い替えなどを含めた早期のアップグレードを推奨している。