BetaNewsは1月12日(米国時間)、「Microsoft will forcibly install the new Outlook app on Windows 10 in February」において、Microsoftが2月のセキュリティ更新プログラムの一環としてWindows 10に「新しいOutlook」を強制インストールすると伝えた。
「新しいOutlook」は2025年1月28日に予定しているプレビューアップデートにも含まれており、プレビューアップデートを導入することでより早く強制インストールを体験することもできる。
Microsoftの発表
Microsoftは「Microsoft 365 管理センター」(要ログイン)を通じて、この件についてアナウンスしている。Microsoftの発表は次のとおり。
「新しいOutlook」はデバイスにインストールされたアプリとなります。つまり、スタートメニューの「アプリ」セクションに存在することになります。「従来の(classic)Outlook」を置き換えたり、設定やユーザーデフォルトを変更することはありません。「従来の(classic)Outlook」と「新しいOutlook」は共存できます。
また、Windows 11と異なり、Windows 10ではインストールを強制すると次のように伝えている。
新しいOutlook」は2025年1月28日にリリースされるWindows 10のオプションの一部として自動的にインストールされるか、または2025年2月11日にリリースされる2月のセキュリティ更新プログラムの一部として広範囲にリリースされます。現時点では「新しいOutlook」のインストールをブロックする方法はありません。組織のデバイスに「新しいOutlook」を表示させたくない場合は、アップデートの一部としてインストールした後に削除することができます。
アンインストールする手順
MicrosoftはWindows 10およびWindows 11で「新しいOutlook」をアンインストールする手順を「Control installation and use of new Outlook - Microsoft 365 Apps | Microsoft Learn」にて公開している。
この手順を実行することで、次回以降のWindows Updateにおける「新しいOutlook」のインストールはブロックされるようになる。
この手順はPowerShellコマンドの実行およびレジストリーキーの変更を必要とする。そのため、知識のあるユーザー以外は推奨されない。「従来の(classic)Outlook」と「新しいOutlook」は共存可能なことから、レジストリー操作の経験がなく「新しいOutlook」を使用しないユーザーは、「新しいOutlook」を無視することが望まれる。