サイバートラストとアクシスは12月23日、オープンソースの仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment(Proxmox VE)」に特化した日本市場向けサービスの提供に向けて協業することを発表した。
今回の協業により、Proxmox VEの販売代理およびサポート体制を強化し、企業の仮想基盤導入・運用の効率化とIT投資の最適化を両社で支援する。
サービスの提供開始は2025年2月を予定しており、同サービスにおいてアクシスは導入支援、サイバートラストは技術サポートや保守契約管理を含む運用支援を担う。
「Proxmox VE」の特徴
「Proxmox VE」の特徴としては、OSSのため他の商用ソリューションと比較してライセンス費用を低減でき、運用コストも削減できる「低コスト」、直感的な操作が可能なGUIを使用し、管理作業を効率化する「Webベースの管理インタフェース」があるという。
多様な仮想化ニーズに対応可能な点も特徴の一つで、KVM(カーネルベース仮想マシン)およびLXC(Linux コンテナ)に対応しているほか、VMwareやHyper-Vといった既存の仮想化基盤からの移行を容易に実現する。
提供サービス概要
標準メニューとしては、初期サポートおよびエスカレーションされたインシデント対応を、国内のエンジニアにより日本語で最短当日中に応答可能とした「日本語サポート」、Proxmox VE で使用する物理サーバの動作確認と障害切り分けを実施する「ハードウェア動作検証」などが用意されている。
またメジャーリリース後、最大7年間の延長サポートを提供し、仮想化基盤のセキュリティを強化を実現するアンチマルウェアも適用済みとなっている。
オプションメニューとしては、「無停止 Kernel アップデート」「Proxmox VE 教育サービス」「Enterprise Linux サポート」が用意されている。