イスラエルのサイト作成支援企業であるWix.com(Wix)は12月12日、ビジュアルサイトマップとワイヤーフレームを自動生成できるAIツールを、web制作ソリューション「Wix Studio」にて提供を開始したことを発表した。新機能はWix Studioに標準搭載され、Web制作会社や広告代理店、企業内のデザイナーが、Webサイトのプランニングを効率化し、短時間でカスタマイズされたワイヤーフレームを生成できるようになるという。
具体的には、事業の詳細やサイトの説明、目標、ターゲットオーディエンス、トーンなどのプロジェクト詳細を入力することで、ページやセクションが詳細に記載され、カスタマイズされたサイトマップ構造が作成できる。
ユーザーのニーズに応じたワイヤーフレームが生成され、Webサイト全体の作成プロセスを効率化できる。生成されたビジュアルサイトマップやワイヤーフレームは、ページやセクションだけではなく、関連するWixビジネスソリューションを含むものであり、AI生成後にも編集やカスタマイズが可能だという。
広告代理店やWeb制作会社であれば、ビジュアルサイトマップをエクスポートすることで、そのままクライアントへの提案に使用可能だ。さらにワイヤーフレームを設計すれば、コンテンツの提案があらかじめ挿入されている状況からすぐに各ページの編集を始めることができるとのこと。
Wix Studioの責任者であるガリ・エレズ氏は「生成AIによってサイトの初期プランニングや構造設計を自動化することによって、ニーズに応じたウェブサイトをより迅速に提供できるようになるだろう」とコメントする。