シャープとKDDIは12月9日、シャープ堺工場跡地にAIデータセンターを構築して早期に稼働させることに合意し、基本合意書を締結したことを発表した。

KDDIはシャープ堺工場跡地の土地や建物、電源設備などを譲り受けることで、2024年度中にAIデータセンターへの転換工事に着工し、2025年度中の本格稼働を目指す。シャープは売却を通じたアセットのライト化により、ブランド事業を中心とした事業構造を確立するとともに、KDDIによる速やかなデータセンターの構築に協力する。

今回の締結に伴い、シャープ、KDDI、Supermicro、データセクションの4社で進めてきたAIデータセンター構築に向けた協議については終了する。しかし、SupermicroおよびデータセクションともAIデータセンターの構築・運用に向けては引き続き連携するという。