GMOインターネットグループで電子認証サービスを展開するGMOグローバルサインとアトラス情報サービスは12月5日、本人確認の分野で協業することを発表した。

両社は今回の協業において、アトラス情報サービスが開発・企画した医療機関向け顔認証対応カードリーダー「EXC-9200」と、GMOグローバルサインが提供するマイナンバーカードを活用した公的個人認証検証プラットフォーム、マイナンバー制度対応「GMOオンライン本人確認サービス」を組み合わせ、より高度な本人確認システムの構築を目指す。

これに向け、2025年夏には共同での実証実験の実施を予定しており、実用化に向けた取り組みを進めていく。

協業の目的と内容

両社は今回の協業により、EXC-9200と公的個人認証プラットフォーム、GMOオンライン本人確認サービスを連携させ、顔認証とマイナンバーカードの電子証明書を組み合わせた、確実な本人確認ソリューションの開発を目指す。

同ソリューションにより、公共機関、金融機関、民間サービスなど幅広い分野で対面の本人確認プロセスが効率化され、同時にセキュリティの向上が期待される。利用者にとっても、迅速かつ安全なサービス利用が可能となるという。

  • 協業のイメージ

    協業のイメージ

今後、共同実証実験を通じて、実運用環境での有効性や利便性を検証し、利用者からのフィードバックを反映することで、さらに実用的で信頼性の高い本人確認システムを構築していく。

さらに、今回の取り組みは、マイナンバーカードや顔認証技術を活用した本人確認の普及促進を目的としたもの。両社は、今後も技術革新とサービス向上に取り組み、安全で便利な社会の実現に貢献していきたい考え。