ヤマハは、主にアコースティックピアノを生産している掛川工場(静岡・掛川市)に1.4MW(メガワット)の大規模な太陽光発電設備を導入。11月から稼働開始したと同月29日に発表した。
発電設備は同工場の屋根と駐車場に設置。年間の発電量は1,600MWhを想定しており、同工場で使用する電力の9%に相当するという。これにより、年間600tのCO2排出削減を見込む。なお、今回の設備導入は、中部電力グループのシーエナジーによる、オンサイトPPA方式(Power Purchase Agreement:発電事業者の資産として再エネ発電設備を需要家の敷地内に設置し、発電された電力の売買契約を締結するもの)を採用している。
掛川工場での太陽光発電設備導入は、ヤマハグループが掲げる中長期的な温室効果ガス削減目標の達成に向けた、さまざまな取り組みの一環として行ったもの。ヤマハでは今後も、海外拠点を含めたグループ全体で気候変動への対応を積極的に推進するとしている。