SCSKは11月26日、日本ヒューレット・パッカード(HPE)と今年6月に「HPE Discover 2024」で発表された「NVIDIA AI Computing by HPE」の推進における国内初の戦略的協業を開始すると発表した。

「NVIDIA AI Computing by HPE」とは

「NVIDIA AI Computing by HPE」は、企業による生成AIの導入加速を支援するため、HPEとNVIDIAが共同で開発した、AIソリューションのポートフォリオおよび共同の市場開拓の取り組み。

顧客のニーズに応えるため、HPEはグローバルシステムインテグレーターやソフトウェアサービスデリバリのパートナー企業と連携し、顧客のニーズに沿ったAIライフサイクル全体にわたってグローバルな専門知識と能力を提供する。

今後提供予定のコンテンツ、サービス

両社は国内エンタープライズ企業のAI活用において、セキュリティとパフォーマンスを重視し、コンテンツやサービスを提供する。

まず、金融、製造、医療などでAI活用を共創できる業種・顧客を選定し、業種別ソリューションのケーススタディを作成・提供する。共同セミナーやワークショップで、グローバル事例をローカライズし、国内のニーズに合わせてカスタマイズする。

また、自社データの有効活用に向け、コンサルタント、データクレンジング検証、PoCを実施できる検証センターを「SCSK LINK SQUARE (エスシーエスケイ リンク スクエア)」に設置。AIデモシナリオを提供することにより、顧客のAI体験をサポートする。

さらに、SCSKは「NVIDIA AI Computing by HPE」で今後拡充されるソリューションラインアップを軸に、独自の技術やノウハウと融合して業種別モデルを作成し、ビジネス課題を解決する最適なAIオファリングサービスを提供する。

  • 「NVIDIA AI Computing by HPE」推進におけるSCSKとHPEの協業内容