eSecurity Planetは11月12日(現地時間)、「Norton vs McAfee: Compare Antivirus Software 2025」において、ウイルス対策製品「Norton 360」および「McAfee Total Protection」の価格、機能を比較した調査結果を公表した。
この調査は各ベンダーが公開している情報や価格に基づき、5つの評価項目で優劣を判断したもの。各評価項目は執筆者が定義したルーブリックによりポイント配分され、検出率などは考慮していない。
評価の概要と採点結果
評価は、次の5つの項目に対して行われた。
- 価格:基本オプションから包括的なオプションまで複数のプランを比較。無料トライアル製品とその期間についても評価
- コア機能:ウイルス対策、ランサムウェアの防止に加え、ダークWeb監視、詐欺の検出などのオプション機能を比較
- 高度な機能:スパイウェア対策、デバイス評価、アイデンティティ監視など高度なセキュリティ機能を比較。VPN(Virtual Private Network)およびパスワードマネージャーについても評価
- 使いやすさと管理の容易さ:オペレーティングシステムなどの管理機能を比較。サポートするデバイス数、トレーニングビデオ、製品ドキュメントの有無なども評価
- カスタマーサポート:メール、電話、ライブチャットなど、提供されているサポートチャネル数を比較。窓口の対応時間や、フォーラム、サポートセンターの有無も評価
採点結果は次のとおり。各項目は5点を満点とする。
| 項目 | Norton 360 | McAfee Total Protection |
|---|---|---|
| 価格 | 3.7 | 4.7 |
| コア機能 | 3.5 | 3.3 |
| 高度な機能 | 4.3 | 4.3 |
| 使いやすさと管理の容易さ | 4.4 | 2.9 |
| カスタマーサポート | 5 | 4.4 |
| 総合評価 | 4.2 | 3.8 |
評価のポイント
価格ではMcAfeeに軍配が上がった。提供されるプランと価格はほぼ同じだが、基本プランで多くの機能が提供される点や、台数無制限のプランの存在が高得点につながった。
コア機能と高度な機能では、どちらもほぼ同じ評価となった。わずかに機能が多い点でNorton優勢だが、一部機能がどのプランに存在するかが明確ではないと指摘されている。
使いやすさと管理の容易さは、NortonがMcAfeeを引き離して勝利した。トレーニングビデオやサポート記事を提供している点が高く評価され、技術に疎いユーザーやセキュリティソリューションに触れたことのないユーザーでも扱えるとしている。対してMcAfeeはこれらサポート情報が乏しく、視覚的な補助の不足が低評価につながった。
カスタマーサポートはわずかだがNortonに軍配が上がった。すべてのサポートチャネルを提供し、待ち時間も比較的短いとされる。McAfeeはメールをサポートしておらず減点となったが、他はNortonとほぼ同等とされる。
推奨されるユーザー
Norton 360およびMcAfee Total Protectionはいずれも優秀なセキュリティソリューションだが、すべてのユーザーに推奨されるわけではない。Norton 360はスパイウェア対策やファミリープランがなく、McAfee Total Protectionはビジネス保護が限定的で、ペアレンタルコントロールがない。
セキュリティソリューションはそれぞれ特色があり、製品を選択する際には初期コスト、ランニングコスト、最低限必要な機能の有無、検出率、監視および保護の必要性、VPNなど追加ツール、サポートの有無などを評価して導入することが望まれる。記事では、上記2製品以外にもBitdefender、PC Matic、Malwarebytes製品などを提案している。
国内では他にもESET、Trend Micro製品などが流通しており、幅広い選択肢から最適なソリューションを選択することができる。また、企業ユーザーはMicrosoft Defender、CrowdStrike、Sophosなども存在する。サイバー攻撃は日々進化し、毎日さまざまな攻撃が観測されている。コンピュータやモバイルデバイスの利用者には、最適なソリューションを選択して導入することが望まれている。
