TISインテックグループのTISは10月29日、特許取得技術である複合感情分析技術を活用して商談管理を自動化する「SalesMAPs」の提供を開始することを発表した。営業担当者と取引先の間で行われるオンライン商談を自動で記録し、その結果を営業管理者に自動連携することで担当者と管理者双方の報告業務に要する手間を軽減する。担当者の報告に頼らない情報収集や、取引先の反応を可視化した商談内容の評価により、生産性向上を支援する。
TISの特許取得技術である複合感情分析技術は、AIが会議参加者の表情や音声、発言内容からそれぞれ感情を分析し、実際の営業時の感覚に合うよう重み付けを調整して分析結果を出力するというもの。
今回提供を開始するSalesMAPsは、営業管理者が自動かつタイムリーに商談結果を収集・分析し、短時間で精度の高い打ち手の検討をサポートするSaaS(Software as a Service)。複合感情分析技術を使うことで、取引先担当者の反応のみをベースとした客観的な評価を提供可能。営業担当者の主観を排除することで、より正確な商談内容のフィードバックを実施する。
また、商談内容を時系列で把握しやすいUI(User Interface)およびUX(User Experience)とすることで、進捗管理や次回提案内容の策定にスムーズに着手可能だという。加えて、「全体」「タイムライン」「参加者ごと」の3つの切り口で商談内容の要約を表示できるため、短時間で必要な情報の収集を支援する。