Blueskyは10月24日、Blockchain Capitalが主導し、Alumni Ventures、True Ventures、SevenX、DarkmodeのAmir Shevat、Kubernetesの共同創設者Joe Bedaなどが参加するシリーズAラウンドで1500万ドル(2024年10月25日時点の円換算で約22億7800万円)の資金調達を行ったと明らかにした。現在、ユーザー数は1300万人超となっており、ダイレクトメッセージやビデオなどの機能も提供を開始した。
サブスクモデルの開発などに投下
BlueskyはAT(Authenticated Transfer)プロトコルを開発するとともに、同プロトコルを用いたSNSアプリケーション「Bluesky」を提供している。今年に2月のそれまでの招待制を撤廃し、現在では誰もが参加できるようになっている。
今回の資金調達のリード投資家であるBlockchain Capitalは「技術はユーザーに奉仕すべきであり、その逆ではない」という同社の哲学に共感しているという。BlueskyアプリとATプロトコルはブロックチェーンや暗号通貨を使用しておらず、トークン、暗号取引、NFT(非代替性トークン)などを通じてソーシャル体験を過度に金融化することはないとしている。
資金調達により、Blueskyのコミュニティのサポートと成長、信頼と安全性への投資、ATプロトロルの開発者エコシステムのサポートを継続するほか、高品質なビデオアップロードやプロフィールのカスタマイズ(色やアバターフレームなど)といった機能のためのサブスクリプションモデルの開発も開始する。
また、アーティスト、作家、開発者などクリエイターコミュニティのための自主的な収益化を模索。一環として、お気に入りのクリエイターやプロジェクトをサポートするための支払いサービスの構築を検討している。