TISインテックグループのTISは10月7日、大阪府阪南市と10月11日に包括連携協定を締結することを発表した。スマートシティの推進や地域が抱える課題の可視化、テクノロジーの活用など、誰一人取り残されることなくすべての人がメリットを享受できるまちづくりや生活の質的向上を図る。

連係の概要

今回の包括連携協定においては、(1)スマートシティの推進に関すること、(2)大阪・関西万博に関すること、(3)泉州地域の活性化に関すること、(4)観光・環境・健康増進・福祉・教育・文化・安全・安心等に関すること、(5)地域活性化・地域の情報発信に関すること、(6)市民サービスの向上に関すること、(7)SDGsの推進に関すること、(8)その他協定の目的を達成するために必要なこと、に取り組む。

  • 包括連携協定の全体イメージ

    包括連携協定の全体イメージ

連係の背景

大阪南部に位置する阪南市は、2022年5月にSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて優れた取り組みを提案する都市として、内閣府により「SDGs未来都市」に選定された。特に先導的な取組である「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれている。

その一方で、都市部や関西国際空港から近いものの、認知度の不足などから観光誘客につなげられていないといった課題を抱えているという。そこでTISは、360度実写観光メタバースアプリ「Buralit」の導入や、大阪・関西万博を契機とした観光事業およびSDGsの推進など、阪南市における取り組みを広くPRする。これにより、阪南市に訪れる交流人口、関係人口の拡大に寄与するとのことだ。