花キューピット、4000の加盟店から高鮮度配送 「全国の花屋を元気に」

花キューピットは、フラワーギフトに特化したECサイト「インターネット花キューピット」で、贈るシーンや用途に適切な商品選びができるページ作りを心掛けている。全国の花キューピット加盟店約4000店舗から発送し、高い鮮度で届けられるのが特徴だ。

商品は花束やアレンジメントが中心。ネットで注文を受けた商品は、届け先に近い加盟店から発送する。

加盟店の仕組みは、花キューピットの親団体である(一社)JFTDが1953年に構築した。オンラインでも注文できる窓口として2000年に「インターネット花キューピット」を開設した。

注文当日に配達する「特急便シリーズ」の需要も高い。用途に合わせた定番商品で対応し、配達網を生かしている。

近年はECサイトでキャンペーンや企画にも取り組んで顧客開拓を進めている。

▲ウェブサイトイメージ

2024年7月に開始したサービス「初任給で花束を。8000日分の感謝を両親へ」は、花を贈る習慣がない若年層をターゲットにした。新入社員と会社が合同で、花と育ててくれた親への感謝の気持ちを届けるもので、誕生日から入社日までの日数が書かれたカードも付属する。

こうした企画により受注を増やしていき、「全国の花屋を元気にしていけたら」(営業事業本部 ウェブストラテジー事業部・大橋俊彦部長)と話している。