アンファー「スカルプDまつげ美容液」、累計1040万本販売 最高級ラインはシニア層へオフラインでも

「スカルプD」などの育毛剤を展開するアンファーは、2012年から、「スカルプDまつげ美容液」を展開している。累計販売本数は、2024年5月末時点で1040万本となっている。ターゲットに応じて、「ピュア」「プレミアム」「クイーン」の3種類を展開している。9月18日にリニューアルした「クイーン」は、50代以上のシニア層をターゲットにしている。10月にはオフライン広告の展開も行う予定だという。

アンファーによると、同社の「スカルプDまつげ美容液」は、発売から12年たった現在も、右肩上がりで売り上げが伸びているそうだ。

販路としては、ウェブ上でのECと、店頭への卸があり、売り上げ比率は50%ずつになっているという。

アンファーでは、価格帯別に、「ピュア」(税込1700円台)、「プレミアム」(同3500円台)、「クイーン」(同8800円台)の3つのラインアップを展開している。

「ピュア」は、10~20代のまつげ美容液を初めて手に取る若年層をターゲットにしているという。

「プレミアム」は、30~40代をターゲットにしている。ママインフルエンサーなどに依頼してPRを行っているそうだ。

最も価格の高い「クイーン」は、50代以上のミドル~シニア層を意識しているそうだ。商品のPRに当たっては、タレントで元「おニャン子クラブ」の渡辺美奈代のユーチューブチャンネルとタイアップしたという。

もともと、渡辺美奈代が「プレミアム」の愛用者であることを発信していたことから、アンファーが「クイーン」とのタイアップをオファーしたという。タイアップ動画では、「効果実感や使いやすさで、『プレミアム』から『クイーン』にスイッチした」というストーリーで動画を制作したとしている。

渡辺美奈代のチャンネル経由で、ターゲットのミドル層の女性からの購入も一定数あったそうだ。

「まつげ美容液市場は、最初から定期便で購入するよりも、いろんな商品を試してみるという人が圧倒的に多い。まずは、初めて使ってもらう人を意識したマーケティングを行っている」(スカルプD アイケアブランド本部 マーケティング課 宇田川奈桜氏)としている。