消費者庁は9月26日、「ナンバーワン表示に関する実態調査報告書」を公表した。広告物の調査や、消費者1000人へのアンケート調査を実施したという。サンプルを用いた意識調査によって、消費者は”実際の利用者による評価が「ナンバーワン」である商品”などと認識しており、”同種の他社商品と比べて優れている”と認識する傾向があることが分かったという。消費者庁としては、不当なナンバーワン表示などについての責任は広告主にあることを改めて呼び掛けていくとしている。
消費者庁では、第三者の主観的評価を指標とするナンバーワン表示を中心に実態を調査し、ナンバーワン表示に関する景表法に対する考え方や留意点を示した。
実態調査では、実際の広告物から368サンプルを収集し、ナンバーワン表示について、消費者1000人にウェブ上のアンケートを行ったという。ナンバーワン表示を行う広告主に認識のヒアリングも行った。
消費者庁では事業者が講ずべき管理上の措置についての普及や啓発も行っていくという。