デル・テクノロジーズ(以下、デル)は9月27日、仕事や学業でPCを普段利用しているZ世代の会社員および学生600人を対象に実施した、生成AIの活用実態や働き方、ITデバイスに関する調査結果について発表した。
Z世代の生成AIに対する高いリテラシー
調査の結果、生成AIを使用したことがあるZ世代は35.3%。Z世代の学生では45.3%となり、社会人の25.3%を大きく上回ることが明らかとなった。また、「生成AIを知っているが、使用したことはない」と回答したZ世代は51.2%と約半数を占める。
また、Z世代は生成AIを「文書・ドキュメント作成」(56.6%)に一番多く使っており、「アイデア出し」(42.9%)、「文書・ドキュメントの要約」(40.6%)、「情報検索」(40.6%)などにも使っている。一方で、Z世代の社会人だけに注目すると、「情報検索」での使用が最も多いという。
Z世代は最先端のハードウェアが会社から支給されることを重視
次に、Z世代の働く環境について質問すると、多くの人が柔軟な働き方への関心が高いことが分かった。Z世代の7割が、就職先または転職先が柔軟な働き方やリモートワーク環境を提供する企業かどうかを重視している。この傾向は、未就労の学生の方がやや重視度が高い結果に。
「フルリモート」(9.0%)または「毎日出社」(11.8%)を希望する人はそれぞれ約1割。「ハイブリッド」を希望する人が約6割に達するなど、勤務体系に対する希望やこだわりを持っている人が大半を占めていることがうかがえる。一方で、「特に希望やこだわりはない」という人も18.5%いた。
就職や転職を検討する際に最先端のPCが会社から支給されることを重視するか聞くと、「非常に重視する」(14.2%)または「重視する」(35.8%)と回答した人を合わせると50%となり、Z世代が生産性の向上に直結するPC環境を重要視していることが明らかになった。
Z世代がPCに求めることは「処理速度」が半数以上で56.3%。「処理の速度」「起動の速さ」「キーボードの使いやすさ」などの項目は学生と比べて社会人が10ポイント以上高い結果となった。