米Notionは9月25日(現地時間)、Notion AIの体験を刷新しリニューアルしたことを発表した。ユーザー自身のNotionワークスペースやSlack、Googleドライブといった連携ツールが持つ情報とGPT-4やClaudeを掛け合わせ、ユーザーそれぞれが持つコンテキストや背景情報に即したアシスタントのように機能するという。
2023年2月に正式リリースされたNotion AIは、Notionのワークスペース上で利用できるAIサービス。情報の整理や、要約、文章作成、ブレインストーミングの支援など、主にライティングをサポートする機能を提供している。2023年11月にはNotion内に蓄積された情報をAIが検索して回答を提供する「AI Q&A」をリリース。2024年6月には他の業務アプリと連携して情報を検索できる機能「AI コネクター」を提供開始している。
今回のリニューアルにより、SlackやGoogleドライブとNoitonを連携することで、Notionワークスペースを離れることなく両プラットフォームの情報にアクセスできるようになった。なお、Googleドライブとの連携はベータ版での提供となる。
また、GPT-4やClaudeなどの大規模言語モデルのAI知識を使用し、自然言語でユーザーとの会話が可能となった。チャットボットのようにさまざまなトピックについてユーザーと会話でき、ブレインストーミングからプロジェクトの進捗確認などにも対応する。
ワークスペース内のPDFや画像ファイルから、必要な情報や次のアクションなどを抽出可能。PDFファイルの要約や画像の文字起こし、資料に挿入された図表やグラフの解説も可能だという。