携帯翻訳端末を手がけるポケトークは9月24日、「ゆうちょ Spiral Regional Innovation 1号投資事業有限責任組合(ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund)」を引受先とした第三者割当増資で3億円調達したと発表した。これにより累計調達額は55億3000万円となった。

ポケトークは、AI(人工知能)を活用した翻訳機「ポケトーク」のハードウェアビジネスに加えて、ソフトウェアサービスにも力を入れている。スマホやタブレットなどの専用端末を必要としないインストール型ソフトウェアの同時通訳サービス「ポケトーク ライブ通訳」などを提供している。双方向のリアルタイム翻訳も可能で、全74言語に対応する。

  • ポケトークが提供する携帯翻訳端末

    ポケトークが提供する携帯翻訳端末

ゆうちょ銀行は、Spiral Innovation Partnersと共に、ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fundを設立し、地域課題解決の推進を目指すスタートアップおよび地域のロールモデルを目指すスタートアップなどへの投資を行っている。

ポケトークは、相手の言葉を話せなくても互いに自国語のまま対話でき、深くわかり合える世界の実現を目指している。